天好(てんこう)第3類医薬品 

配合製薬について

鹿茸
雄鹿の幼角を乾燥したもので、コラーゲン・たんぱく質・ミネラルなどを含みます。体内の器官・組織を滋養することで弱ったエネルギー代謝を活発活化させ腎における精を補い、疲労回復、滋養強壮に効果があります。
  • 腎の陽気を温め補い、優れた壮陽作用を有する。(インポテンツ、早漏、不妊症、頻尿・尿失禁、四肢冷感)
  • 虚寒による不正性器出血、白色帯下過多
  • 精血を滋養する。血虚を伴う重度の陽虚証による倦怠無力感、痩せ、めまい、耳鳴り、動悸
  • 腎気を補い筋骨を強健にする。(腎虚による筋力低下)
人参(紅参)
ウコギ科オタネニンジンの根を蒸した後さらしたもの。人体の根本の「気」(エネルギー産生・心身の活動)を旺盛にし、気の流失を防ぐ結果、新陳代謝を盛んにし、血行が促進されるので、肉体疲労、虚弱体質の改善、衰弱による虚脱状態からの回復といった効果がみられます。また健胃薬、補血強心薬としてなど広く用いられています。
  • 脾胃の気の機能を高め(補脾)、肺気を補い満たす(益肺)
  • 気を補うと同時に津液をより潤し(生津)口渇を止める。
  • 気を補うことで、心神の安定を図り見識力を高める。
  • 補気により陰血の生成を促進する。血虚や気血両虚証に使用される。
  • 祛邪薬に配合され、補気をすることで正気を強め、邪を除く。
熟地黄
ゴマノハグサ科のジオウやカイケイジオウの根を酒で蒸したもの。神経機能・内分泌機能改善作用を持ち、組織へ必要物(酸素、栄養素、水分等)を供給する役割を担う血液を養います(補血滋陰)。めまい、動悸、顔色不良、倦怠感などに広く用いられています。
  • よく心肝の血虚を補い、一切の血虚証に使用される。血虚によるめまい、動悸、月経後期、過少月経、崩漏
  • 腎陰を潤し補い、腎精を生じさせる。滋補肝腎の代表薬
  • 腎陰虚や肝腎陰虚証のめまい、耳鳴り、腰部の倦怠感、盗汗、遺精などに使用される。
  • 血の熱を冷ます作用があるので、女性の更年期障害など血熱へのアプローチが可能。
白朮
キク科オオバナオケラの根茎。消化器等の水分代謝不全の改善、胃液の分泌作用を持ち(補気健脾)、胃腸の負担を軽減し、機能を高めることで、栄養素が効率よく吸収され、エネルギー産生が高まり、体力が回復されます。食欲不振、胃のもたれ、下痢、倦怠感、めまいなどに用いられます。
  • 脾気虚による便秘(虚秘)にも使われる。
  • 燥性があり、健脾作用により体内停滞の湿・痰飲を除く(浮腫やめまい、動悸、身体の重だるさ、頻尿)
  • 補気健脾作用により、固表止汗する。気虚の自汗や陰虚の盗汗などに使用。
  • 補気することで、流産を防止する。(安胎) 脾虚証や気虚証などの胎動不和に使用される。

生薬配合の特徴

組み合わせのよい補陽薬である動物性生薬「鹿茸」と植物性生薬「人参」を主薬として腎陽を補います。さらに、補陰薬「熟地黄」を配合することで腎陰も補うことでバランスをとり、より補腎の効果が高められています。さらに脾胃の機能を高め、補気作用もある白朮を配合しました。

鹿茸―人参
ともに補うはたらきが強い生薬です。鹿茸は肝腎の陽気を補って精血を益し、人参は心脾を養って津液を生ずるはたらきがあります。この組合せによって気血は大いに補われ、腎精と髄液が充填されます。心と腎が共に損なわれ気血が不足するなどの症状を治療します。四肢の冷え、貧血、精神疲労、腰痛などに用いられます。
鹿茸―熟地黄
ともに肝腎を補養します。鹿茸は肝腎の陽気を補陽して精血を増し、熟地黄は肝腎の陰気を補養し陰血を益すはたらきがあります。この組合せによって、肝腎の陰陽いずれの精血の不足を共に補うことができます。腎虚によるインポテンツ、遺精、腰痛、眩暈、耳聾、腎陰によって起きる帯下、子宮の冷えによる不妊に用いられます。
人参―熟地黄
人参は益気して陽虚を補い、熟地黄は陰虚を補って血を補うはたらきがあります。この組合せによって、益気養血のはたらきをあらわすので、気血が共に虚している諸症状を治療します。血液循環の改善により、貧血や、冷え性が改善されます。
人参―白朮
ともに健胃健脾作用が強く、胃腸虚弱による食欲不振、消化不良、慢性下痢など胃腸系の疾患を改善します。